事前許可と責任感
Tweet Check2012年 8月 15日 (水) 社長ブログ by Akira Tsuchiya
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こっちにいて思うのは仕事のスピードの早さだ。
会社設立にしても物件決定にしてもすこぶる早い。
(エスカレータも日本の1.5倍くらいのスピードで動いてるけど。。。)
すべてがスピーディーに決まって行く。 まず、日本と比べて意思決定の仕組みが違う。
ローカルオーナー企業の場合は意思決定が早くて当然だが、日本から進出した企業が戦うべくはそこだけではない。
韓国や中国からの進出企業とも戦うこととなる。 彼らの方がローカル企業以上に意思決定が早かったりする。
本国への報告、相談、検証、FSが早いのか? 否、そうではない。
詰まるところ現地法人に全意思決定権があると言うことだ。
日本の企業の場合、最近でこそすこし変わってきているが現地法人の役割はあくまで調査機関であり、報告機関だ。
日本の本社の許可を得るための調査機関であり、意思決定機能はない。
現地法人が調べ、そして日本本社の事前許可を取る。全てがそう。
この事前許可が曲者(くせもの)で
・現地法人は事前許可が取れれば自分の責任がなくなる、もしくは軽くなると考える。そしてそのための調査を行う。
・日本本社は、現地がよくわからないままに現地法人の報告を信じ込み。 そして安易に現地法人に許可を出す。
それぞれがそれぞれに少しずつ責任を転嫁して安心する。。。徐々に責任が薄まっていく。
またコンプライアンスがあるからといって、現地法人の活動すべてに制約制限をかける。
これでは責任感の醸成などできる由もない。。。中国も韓国企業もも現地法人がすべての権限を持って動く。
失敗も当然現地法人であり社長の責任。 当然、成功も現地法人の成果だ。
すべての責任が自分にあり、失敗すると首となることも覚悟だから考える、必死に考えて動く。
日本のような報告、事前許可を取るための活動とは質も量も全く違う。
ここが大きく違うと思うんです!!!!!日本企業さん!
本当に成功したいのか、 それとも失敗をしたくないだけなのか。 ここが分水嶺。
さてどうする!?
アセンティア ホールディングス
Akira Tauchiya
To Bridge Between Japan and Asean!