飲食店と恋愛活動!
Tweet Check2014年 10月 13日 (月) 社長ブログ by Akira Tsuchiya
かなり前に、飲食ビジネスと恋愛活動は似ているとFacebookにコメントを書いた。
イイね!が100を終えたら私の視点を書きますと言ったら、本当に100を超えてしまったので、書きます^^;
私が長年の間、飲食店舗やブランド見抜く視点はこうだ。
最初にお手伝いしたサンマルクから学び、自分なりに進化させた考え方。
飲食店舗は下記の5つの構成要素で成り立っている。
味、雰囲気、サービス(ホスピタリティー)、立地、価格
これら5要素を5段階評価にしていつも店舗を観ている。
また店舗を立て直すときも、その一番の基軸にしている。
飲食店舗をお客様が判断するときに自然と頭のなかで考察している視点がこうなのだろうと思う。
↓
味5~1(5が最高に旨い)
店舗デザイン5~1(5が雰囲気最高)
ホスピタリティー5~1(5がもてなし度最高)
立地5~1(5が利便性最高の立地)
価格5~1(5がバリュー感ある安い価格)
店舗A
味3
店舗デザイン5
ホスピタリティー2
立地4
価格1
考察
お金をかけてデザインに懲りお店の雰囲気は最高。それに合わせて価格も結構高い、でも味は普通で家賃が高いが立地は良く、サービスは良くない。
こんな店。
店舗B
味 4.5
店舗デザイン 2
ホスピタリティー 4.5
立地2
価格4
考察
デザインにお金もかけず立地も悪い辺鄙な場所ではあるが味良く、従業員のサービスも最高で価格もリーズナブルな店
この5つの要素の中で自社が、または自店が何を強みにしたいのかが非常に大事。
それは、創業者の生き様に由来するものであったり、理念に基づくものであったり、文化に基づくものであったり、いろいろではあるとおもうが。。。
この5要素の全部を崇めていこうとするのはナンセンス!
時間の無駄であり、顧客はそこまで期待していない。
完璧主義である必要はまったくないのだが、往々にして基軸のブレる経営者は、自社の、自業態の本当の商品は何かを把握していないので、すべての項目を5に近づけたがる。
敢えて言うけど、それはナンセンス!!
自社の業態は5つのフィールドの、どこで戦うべき業態なのか?
これを明確にすることが戦略。
これは、星野リゾートの星野社長がバイブルとする書籍の中でも書かれている。
本当に顧客からの評価の高い、満足度の高い店舗を創るには、
5項目の中の3つを最高に近づけて、残り2つを低くとも3レベルまで引揚げる。
あえて言うなら、自社の業態に必要のない部分は切り捨てる発想。これが大事。
5つの項目の中で
ハード要素は
店舗デザインと立地
ソフト要素は
味とホスピタリティーと価格
既存店舗がハード要素を変更するのは大きな投資がかる。だから自然と立て直しの改善のポイントはソフト要素になっていく。
最初の店舗作りから、業態のあるべき姿をつくりあげておく。
実際に開店してもその通りに行くことばかりではないが、そこからの仮説と検証が非常にしやすくなる。
大事。
この視点で自社の業態を評価してみたら、なにか見えてくるものあるはず。
顧客にとって自店はどうありたいのか?
顧客から何で評価される店でありたいのか?
とんがる部分を絞り込む。
大事ですよね!
ps
これらが女性との恋愛活動に似ていると思ったのは。。。異論があるかもしれませんが。。
下記の通り。
味=Sex
店舗デザイン=容姿、スタイル
ホスピタリティー=気心、気遣い、優しさ
立地=便利性、会いやすさ
価格=お付き合いにかかるコスト。。。
そんななかで、恋愛の相手を評価した時に。。。
味=Sex=5 Hは最高にFITして
店舗デザイン=容姿、スタイル=5 最高の外観で
ホスピタリティー=気心、気遣い、優しさ=2 気立てはあまり良くなくて
立地=便利性、会いやすさ=2 なかなか逢えなくて
価格=お付き合いにかかるコスト=1 お金のかかる人
まあ、いいけどね。。。
味=Sex=2 Hはあわなくて
店舗デザイン=容姿、スタイル=2 外観も好みでなくて
ホスピタリティー=気心、気遣い、優しさ=4 気立ては最高で
立地=便利性、会いやすさ=5 頻繁に会えるけど
価格=お付き合いにかかるコスト=5 お金もかからない
これもね。。。
結局は恋愛の相手に何を求めるか、ですかね?
Assentia Holdings Pte Ltd
Akira Tsuchiya