日本のフランチャイズ加盟店は世界を目指せ!!
Tweet Check2010年 11月 27日 (土) 社長ブログ by Akira Tsuchiya
最近考えていること。
私が最初に創業した会社はフランチャイズ加盟店でスタートした。
日本のフランチャイズシステムは非常にイビツなところがある。
3年前にアメリカにフランチャイズの研修に行ったときに感じたこと。
フランチャイズ先進国アメリカと日本のフランチャイズ、ベースボールと野球ほどの大きな違い
がある。
それは本部と加盟店との関係。
アメリカは非常にフラットだ。
日本のように、FC本部の下に加盟店があり、FC本部は加盟店に対してすべてを指導していく
責務があるという発想はアメリカにはない。
共に成長する仕組み作り。これがアメリカのフランチャイズチェーンだ。
先述の私の会社は、創業から大きな使命を持っていたので、本部におんぶにだっこで全部教えてもらおうという発想はなかった。
サンマルクも牛角も、加盟したのは双方、まだ日本に10店舗もないころで、本当にこの先どうなるかわからない小さな小さなチェーン店。
加盟店としての私の会社が、どんどん新しいノウハウを作り上げ、逆に本部に供給していく、そんな使命を持ってのスタート。
まだまだ小さな本部、ノウハウのまだまだ少ない。だからノウハウを一緒につくりあげていく。
それを考えたときに私たちの会社には大きな大きなアドバンテージがあった。
それは、マルチブランドで展開することにより、多くのFC本部と付き合えたこと。
(マルチブランドフランチャイズという造語も作りました。。。)
各々の本部には強いところもあれば、弱いところもある。
それが私たちの会社でミックスされて新しいノウハウが出来上がる。
どう考えても一つの本部よりノウハウが出来上がる土壌がそこにはあるのだ。
(PC業界で言うとWindows 対 Linuxみたいなもの)
そう考えて、クロコ としてノウハウをどんどん作り上げていった。
牛角の ダウンサービス(膝をついてオーダーを取る)も、バースデイDM企画も、GK- EST
(eye to eye, smaile,talk 目をみて笑顔で語りかける ) もすべてスタートは私たち。
ただ、今考えるとこれは非常に正解。
ノウハウの宝庫となれたから。
前会社ではこれらのノウハウを利用して独自ブランドを立ち上げて国内で成長しようとしたのが
大きな間違い。
日本国内での評価は加盟店はやっぱり加盟店。前述したようにFC本部の下に加盟店がある
構造認識。
いくらノウハウの宝庫でも、本部より利益率も、運営力があっても、日本国内では加盟店の域を
でない。
だからメガフランチャイジーやマルチフランチャイジーは日本国内もいくつかあるけれど上場しても株価がつかない。
FC本部にその成長が影響されるから。
(本当はFC本部よりすごい体質の加盟店も多くあるのですけれど。。。)
考えるに、これらコアノウハウを使って、日本でFC本部を展開するよりも、新しい土壌(海外)で展開したほうが良い。
本質のノウハウを保有していれば、業態開発や物流やそれ以外のことはなんとでもなる。
(相談していただければなんとでもします。。。)
特に業態開発は日本で成功しても海外で成功するとは限らない。エッセンスを把握していれば
大丈夫。
飲食のコアのノウハウを日本でFCに参画して必死で吸い尽くし、自社にて新しいノウハウを
創り上げる。
本部におんぶにだっこで事業を展開するフランチャイズ加盟では面白みが何も無い。
その後に大きな大きな夢を掲げて世界に挑戦する!!
加盟店よ、世界を目指せ!!
アセンティア・ホールディングス
AssentiaHoldings,Inc.
AKIRA TSUCHIYA