スターバックスに見る企業経営の肝
Tweet Check2022年 1月 22日 (土) セミナー&イベント by nobu
フランチャイズ加盟店開発代行~FC加盟開発代行を日本で初めて実現した土屋晃のブログから、選りすぐりの情報をお届けします。中小企業の新規事業としてフランチャイズを提案するというのはベンチャー・リンク(当時)に所属していた土屋晃が25歳でスタートした新規事業でした。その後本人はマルチフランチャイジー企業プライム・リンクを創業し株式上場まで果たしました。ご参考まで。
アメリカ本土のスターバックスの業績が回復している。
創業者のハワード・シュルツが今、一番力を入れていること。
顧客とのコミュニケーション、新しい形のコミュニケーション、さらなる商品へのこだわり。
スタバは、明らかにコーヒーショップの中では高価格帯のジャンルに入る。
高価格帯の業態は不況に弱い。
最近の飲食業の中で元気なのは 王将、定食屋、マクドナルド 。。。。
視覚的に低価格帯と思われる企業群ばかり。実際マックは高いのだが。。。。(見せ方か?)
スタバに行く理由。
1、サービスがよい。
2、禁煙である。
3、、、、、
他にあるか?ない。
コーヒーは嗜好性が非常につよい。
何が旨くて、なにが美味しくないか、わかる人は非常に少ないと思う。
それでは何で店を分けるのか?
従業員の創り出す雰囲気だ!!
以下、7年くらい前にシュルツが来日したときに聞いた話です。
↓
「1959年プロクター&ギャンブルは大変な広告宣伝費を投入し、テレビコマーシャルで信用と信頼を勝ち取った。
顧客の90%はそれをみて、正しいと思い商品を購入した。
40年たった今でも同じ方法で広告宣伝をしているが、現在のアメリカでは顧客のコマーシャル
に対する信頼は薄らいでいる。実に6%の人しかその内容を信用しない。
商品に対する顧客の信頼が裏切られてきた結果がここにある。
94%の人はコマーシャルを信用していないのだ。
これから必要なのはコマーシャルではなく、顧客とのリレーションシップだ。
顧客とのコミュニケ-ションである。問題はそれをどう顧客に伝えていくかだ。
スターバックスが誕生したのは自分がミラノに行った時に感じたインスピレーションがスタートだ。
ミラノには20万軒のコーヒーショップがある。イタリアではBAR(バール)と呼ばれている。
これは日本で俗に言う喫茶店ではない。地元のコミュニティースペースだ。
商品提供型の店舗ではなく、顧客とのコミュニケーション重視のコミュニティースペースだ。
顧客が店舗で最初に接するのは従業員だ。顧客に信頼していただくチェーンにするには、まず
素晴らしい意識をもった従業員が必要である。
会社←→従業員に信頼がなければ顧客の信頼は勝ち得ない。
初来店~3回目くらいまでの顧客に対して、
従業員がその商品価値、業態価値を顧客にインプリンティング(刻印)出来るか
にかかっている。
成長するにはまずは人づくりである。
スターバックスは確かに、
・ 値段が高い
・ 安売りはしない
・ 広告は打たない
商品やブランド、サービスに対するパッション(情熱)で口コミによって広がっていくのである。
続きはコチラから>> https://blog.assentia-hd.com/ceo-blog/20091119
本ブログは、2009年11月に執筆されたものです。