【社長Blog】燃える同志づくり

このエントリーをはてなブックマークに追加 Check

2016年 11月 19日 (土) ニュース&プレスリリース, 社長ブログ by Akira Tsuchiya

燃える同志(同じ志をもつ人間)づくりに必要なのは報酬だけか?
報酬さえあれば燃える集団ができるのか?

サービス業を展開していると、よく耳にするのが
「優秀な幹部がいない」「できる店長がほしい」
「経営者と同じ発想で思考できる社員が欲しい」
といった話。

そんな社員が、どんどん採用できてどんどん育ってくれれば言うことないわけだが、そんなことはまずない。。
そのような社員が生まれてくる土壌は、その社員の周りの環境とまわりからの影響次第だ。

企業文化はどこから生まれるのか?
適正な企業理念を策定すれば、そのような人材が生まれるのか?
そういうものではない。

人に人格があるように法人にも人格がある。
’人格’(企業文化)だ。

人の人格とは長年にわたって周りから影響されて、自分自身の思考と溶け合って生まれ出るもの。
同じように、企業文化をつくるのは、ハードではなく、ソフト。
社員ひとりひとりの人格が溶け合って創造されたものだ。

ならば、社員、アルバイトひとりひとりの人格が溶け合った集合体が企業文化であるということになる。

「文化を創る」とはそういうこと。

社員一人ひとりの人格をつくり、一人ひとりが周りに影響する、その伝播する形(スタイル)や内包物によって理念が出来上がる。
一人ひとりの人格が文化に成るのではなく、影響しあってできた観念、思想、等が文化となっていく。
だからこそ一人ひとりに生み出す言葉や思想やアイデンティティーが重要になってくる。

掲げた理念が「絵に描いた餅」と言う会社がよくある。

あなたの会社は、なにをする会社なのか?
飲食業であれば、
ただ単に食物を提供するだけの会社なのか?
スターバックスのようにサードプレイスを提供する会社なのか?

ただ単にお客さまを運搬するだけのタクシー会社なのか?
移動している間のお客様に最高のひとときを与えるタクシー会社なのか?

同じ業務、同じ業種でも、その発想、考え方によって会社というものは如何様にでも形を変えられる。

お客様との約束、従業員との約束、株主との約束が企業理念。
それに影響されて集まってくる同志が社員でありアルバイト。

誰でもいいから、なんでもいいから採用するのでは同志足り得ない。

社員は教育も大事だが、その前の採用はもっと大事。
自分との約束(理念)に賛同できるかが鍵だ。

プライムリンクという飲食企業を創業した時、一番力を入れたのが採用。
当時も飲食業に人が集まらないから、理念を最初に作った。
それを説いて、感動する人を社員にする。

「感動共有業」

後にたくさんの会社に形を変えて使われていくことになるこの理念。最初は私の会社だった。

今でも説明できる、どういう考えでその理念を作ったか。
古い元社員メンバーはみんな説明できると思う。
感動共有業の3ステージ。
提供でもなく創造でもなく、共有することの意味(これはまた次号以降で書くとします)

要するに採用。
飲食業ではなく「感動共有業」 を謳う

一緒に「人間づくり」をやっていくことを腹に決めた。

そうやって採用を行っていると本物の’’武士’が集まってくる。

当時の面接1時間の内、55分は私が夢を語っていた。
しゃべりながら自分でワクワクしていた。

そのワクワクに感化された人間が最初の創業メンバーだ。
面接後、「入社したいと思ったら自分から電話してきて」

で終わる。

一緒に働きたいと思ったメンバーはみんな電話してきてくれた。
で、それで採用。

そんな感じの”燃える同志づくり”の起業のスタートでした。

AssentiaHoldings Pte.Ltd.
Akira Tsuchiya


タグ: 

コメントは受け付けていません。


Go Top