速報 コロナ禍後の訪日外国人調査2022年10月速報です
Tweet Check2022年 11月 17日 (木) インバウンド, ニュース&プレスリリース by nobu
速報 コロナ禍後の訪日外国人調査2022年10月速報です
JNTO日本政府観光局が発表したコロナ禍後の2022年10月の訪日外国人推計値から、コロナ前後の訪日外国人の変化についてレポートします。
近隣4カ国の割合が61%→43%に低下
コロナ前の2019年10月の訪日外国人を国別で見ますと、日本の近隣4カ国(韓国・中国・台湾・香港)からの訪日客の割合が61%ありました。
実はこの比率、インバウンドの走りであった2017年には、近隣4カ国だけで75%でしたので、コロナ直前の段階ではタイやインドネシア等東南アジア諸国からの訪日客が増えて、近隣4カ国のウェイトが減りました。そして今回、コロナ後の入国規制が緩和された直後の数字を見ると、43%を大きく下落しています。
理由は明白で、コロナ禍直前の2019年10月においては、訪日客の29%が中国からの訪日であったものの、ゼロコロナ政策の影響から現時点においては中国人の訪日には規制があり、その数が4%に留まっているからです。
漢字が読めない訪日客
パンデミック前のインバウンドブームにおいては、近隣4カ国、とりわけ中国・台湾・香港からの来日が多かったので、訪日客の半数以上は漢字が読める(なんとなく解るも含む)でしたが、現在は違います。
漢字になじみのある割合は19%に下がっています。
英語など別段の対応がインバウンドには必要になっているのです。
Google Mapを英語表記にする簡単な方法をご紹介 https://youtu.be/SCJn5qLtOQk
欧米勢の比率高まる
中国からの訪日客の代わりに存在感が出てきたのが欧米勢です。
2019年10月は全体の17%であったのが、23%へと拡大しております。
とりわけ、米国からの訪日が目立ちます。
円安もあって、彼らからすると全品3割引きの日本です
この消費パワーを活用しない手はありません。
欧米勢に期待したいこと
実は皆さんも経験があると思うのですが、近くの海外旅行と遠くまで行く海外旅行では、その準備や、行った先での期待、お金の使い方に違いがあるものです。
近くであれば、「また来れば良い」になりますが、遠方からの旅行の場合は周到な準備と、せっかく来たのだから今回の旅行で体験したいという思いが強くなります。
今まで以上にWEBサイトでの自社ビジネスの紹介などを英語で行うことの重要性が出てきます。
パンデミック前の情報でも非常に参考になるかと思います。
https://www.assentia-hd.com/news_and_pressrelease/2019inbound-report/
遠くから来る訪日客は、沢山のお金を使うつもりで来ている。そのことを意識したインバウンド対応を心掛けたいものです。
関連情報
https://blog.assentia-hd.com/inbound2.0