川を上れ、海を渡れ① ASEANの女性マーケットの実情

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2017年 4月 13日 (木) ニュース&プレスリリース by nobu

ASEANの女性マーケットって?

アメリカ生まれのビジネスが日本に持ち込まれ大ヒットした「カーブス」。
女性専用30分フィットネスビジネスですが、団塊世代女性マーケットを対象に、予想通りの爆発的ヒットを飛ばしました。
振り返りますと、1990年代にサンマルクを展開した時代から常に団塊世代女性マーケットを意識しておりました。サンマルク当時は「ダンナは500円ランチでも奥さんは1000円~2000円をランチにかけるのです」と良く話していたもので、「不況になっても女性向け商品は売れる」と様々な業界の方がお話しされていました。
日本同様に、ASEANでも女性が市場を牽引するのでしょうか?

 

国が豊かになると、女性向け市場は拡大する


このグラフは、中国のGDPの成長と中国国内の化粧品の小規模のグラフを重ねたものです。
GDPの成長は国の成長を現し、国の成長とともに女性の自分への消費市場が大きくなることを現しています。
かつて日本は、「アメリカを10年遅れで追いかけている」と言われてきました。「タイは日本の10年遅れだ」「ベトナムは日本の20年前だ」といわれています。確かに、日本の1970年代~80年代が、アメリカやヨーロッパ文化(食文化含む)に憧れをいだき、次々と欧米文化、欧米ビジネスが上陸し広がったように、今のASEAN諸国は、日本に対して「憧れ」の感情をいだいてくれていて、日本から様々なものを学ぼうとしてくれています。ASEAN諸国はそれぞれに独立した歴史を持つ、独立した国であり、それをどのような尺度で見るべきなのでしょうか?

経済の発展の前に、国の情勢の安定があります。ASEAN主要6カ国の過去70年の簡単な歴史を図表化しました。民主化度合いや国の安定が現在の社会や経済の状況に色濃く現れています。
「国が不安定な時期には女性は家族を守り、安定すると自分への投資が始まる」「女性が育った環境(習慣)は一生の間、引き継がれる」という傾向があるようです。

女性マーケットの成長は国の安定を表すのです。。

 

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