【社長Blog】フランチャイズで成功するということ!

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2019年 6月 3日 (月) ニュース&プレスリリース, 社長ブログ by Akira Tsuchiya

かれこれフランチャイズに携わって30年。

ほんとに長い。。

 

私とフランチャイズとの関わりのスタートは
当時岡山に2店舗しかなかったサンマルクだ。
いまでこそブランドとしては「サンマルクカフェ」が有名だけど、当時は「ベーカリーレストラン サンマルク」
600坪の敷地に100坪の建物を新規で建てるという初期投資2億円の超高投資フランチャイズだった。。
そのフランチャイズの開発支援業務。それが最初のフランチャイズとの関わり。。

ここで生まれた開発ノウハウは、その後のガリバーや牛角やまいどおおきに食堂、銀のさら、グルフパートナー等々の手掛けたフランチャイズの加盟開発に活かされていった。

→フランチャイズの加盟開発を行うとはどういうことか?

 

私は加盟開発の立場もそうだが1996年に自分で創業した会社でこれらのフランチャイズ加盟店になることも経験している。

フランチャイズに加盟してフランチャイジーになるとはどういうことか?

 

また牛角においては当時総本部が非常に小さかったので、一都三県以外のエリアの80%近い広範囲なエリア(青森〜沖縄)のフランチャイズ本部の権利(エリアのマスター権利)を買い取ってフランチャイズ本部事業も経験した。
当時は総本部が一都三県しか対応しなかったので、商品の仕入れもメニューも物流も立地開発も本来総本部でやるべき業務をエリア本部でゼロから構築していた。
それはそれで非常に勉強になった。

→フランチャイズ本部を立ち上げるとはどういうことか?

 

話は変わって、

最近、YKKの吉田オーナーにYKKが自社経営するカフェで偶然会った
非常に気さくな方で、1時間以上お話させていただいた。

創業時からの経営理念は「善の循環」

 

非上場のオーナーカンパニーだが、ファスナーのシェアは世界一。
窓サッシにも事業拡大して、世界に70カ国、119社のグループ連結売上は約8000億円。
さらなる事業展開を見据えている。

 

ブラジルに10km×20km(何エーカー??)のコーヒー農園もお持ちだ。
なぜコーヒー農園なのかと言うお話も非常に面白かった。

「善の循環」非常にシンプルでわかりやすい経営理念。

 

フランチャイズもまさしくそう!

業界知識のない人や企業(加盟店)が、その道のノウハウのある企業(本部)からノウハウ供給をうけて事業を立ち上げる。本部はその対価としてノウハウ代をしっかりいただき、加盟店のためにさらに強い本部を作り上げていく。
まさしく Win Winの循環で「善の循環」そのものだ。

 

最近、フランチャイズの加盟店様にお会いして思うことは、成功している加盟店企業、オーナーには共通する項目が多い。

 

自分でゼロから業態をつくりあげるパターンと違い、フランチャイズに加盟することはメリットが多くある。

 

一番のメリットは、本部が過去に経験してきた成功や失敗、それらの経験も時間も買えるということだ。

 

今、流行っているから、ブームだから、行列ができているから、マスコミに取り上げられたから、有名な大手企業が展開しているから。。。

こんな理由で契約する加盟店はまだまだ、視点、経験が浅いと言わざるを得ない。

本来、フランチャイズに加盟するメリットは先にも話した、成功と失敗と時間を買うこと。

 

ならば、徹底的に本部を、担当SVを、担当部署を、そして社長を使い倒さないと加盟する意味がない。

 

加盟してすぐに自己流。

自分のエリアはこうだから、もっと品数を増やして客層の幅を増やしたい。。。

わかるけど自店をアレンジするのはもっともっと先で良い。

まずは、本部を徹底的に使い倒すこと。

これが一番大事。

 

私は過去にラインセンスで成功したチェーンを知らない。

 

ある一定の取り決めを守ってくれたらあとは全部自由。

 

看板も商品も全部自由。何を提供しても良い。
本部に申請の必要すらない。

これでは成功するわけがない。
本部は単なる商品の卸部門となる。。。

最近はライセンスで展開したいという本部も多いようだ。

フランチャイズにする自信がないからか、責任を取りたくないからか。。。

いわずもがな こんな本部には加盟しないほうが良い。

 

加盟したら、徹底的に本部のノウハウをすべて吸収し、吸い尽くす。
成功も失敗も吸い尽くす。

 

本部が過去に失敗したことを経験しなくてすむというだけでも大きなメリットだ。

 

フランチャイズに加盟したのに独自のノウハウで独自にやろうとする人や企業がいる。
そんな人は最初からフランチャイズには加盟しないで、自分で業態をゼロから作れば良い。
これはほんとにセンスがいる仕事でなかなか素人にはできないのだけど、、

独立起業して3年後に店が残って入る確率は、フランチャイズ店に比べると半分以下らしい。それはそれでよく理解できる。。。

最近、沖縄に行った。
私が牛角のエリア本部を経営しているときの加盟企業訪問だ。

 

もう加盟して15年以上になるようで現在12店舗を沖縄で店舗展開している。

 

牛角30坪クラスで全店月商1000万円超え、最高店舗は1600万円。。。
しかも営業時間は17時〜24時。

 

牛角全盛期以上の高額売上だ。

インバウンドの影響も大きいと社長は謙遜していたけれど、この企業の成功の本質を私は知っている。

 

当時エリア本部の代表としてこの企業には何回も足を運んでいたし、本部経営を離れてからも幾度となく足を運んでる。

 

最初は当時の東京の牛角店舗に惚れて加盟を頂いた企業だ。

今も変わらず、この企業の牛角はあの当時のままだ。

 

最近の牛角の店舗は居抜きでファミレスみたいな店舗も多い。
そうなるとメニュー構成もファミレスみたいにならざるを得ない。
昔からある郊外型ファミリー焼肉のちょっとだけおしゃれ版みたいな。。。

 

この沖縄企業は店舗内装、業態コンセプトは昔のまま。籠もり感のある古木と和紙と間接照明。

 

食べ放題やビュッフェは当時からたやらないと決めていた。
(これは私も経営は離れていたけど当時から大賛成)

 

非常に経営に芯がある。

沖縄は本土とは位置的に隔離されているので、自分たちだけでブランドイメージを作りやすかったということもあるのだろう。

今も牛角ブランド守り続けてくれている感じがして非常に嬉しかった。

ブランドは、創り上げるのには非常に労力と時間がかかるけど、壊すのは一瞬で壊せる。簡単に壊せる。

 

以前の牛角がブレイクしたときのような、あたらしいコンセプト、マーケットにあった新しい焼肉屋がそろそろ現れる頃だと思う。

いつの時代も全く新しい業態はそんなに多く現れない。

既存の業態の掛け合わせやマッシュアップで業態が創られることが多い。

そんな新しい業態を探す、もしくはそんな業態をあたらしくフランチャイズ化するのも私達の仕事です。

 

業態の強みだけではなく、本部経営者の経営思想、これも非常に大事です。

 

芯(心)のある加盟企業と芯(心)のある本部経営者とのつながり
理念なき企業に成長なし。

 

そんなツナガリを日本と世界で創り上げていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします!

 

AssentiaHoldings,Inc.

Akira Tsuchiya


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