コロナ禍とは、「不確実性、非連続性」の時代
Tweet Check2022年 1月 12日 (水) セミナー&イベント, 調査報告 by nobu
コロナ第6波が始まろうとしてる今日。コロナ禍中、コロナ後の多角化や新規事業探索の一助となればと思い、法人フランチャイズのFC加盟開発の第一人者であり、日本発のマルチフランチャイジーとしての株式上場を果たした土屋晃より講演をさせていただきました。
ここでは、コロナ禍はビジネスで考えた場合どういうことなのかということを少し説明していきます。
“コロナ禍とは、「不確実性、非連続性」の時代”と書きました。
これは全くそのままで、コロナというのは明日が見えません。これからビジネスの明日がどうなるのか、全く分からないですよね?
これは皆さん方の本業もそうですし、これからの生活もそうです。“不確実性の時代”という風に書いてあります。
もう1つ、非連続性というのは今までやってきたことがそのまま次の世代に続くか分からないから、非連続性になるということです。連続性がなくなります。
どんどん非連続のものに対してアプローチし、チャレンジしていかないと明日がないということですね。
不確実性の時代に非常に重要になってくるのが、さきほど申し上げた多角化だと思います。明日が見えないから、多角化がリスクを低減するということを書いていますけれども、選択と集中ほどリスキーな戦略はない。
世の中の明日が見えて、方向性が読める、と。要するにコロナの前までは次がどうなるのか読めましたよね?皆さんの業界でもそうだと思います。読める時代は“選択と集中”が素晴らしい経営手法だと思いますけれども、明日が見えない時代において“選択と集中”ほど愚かな選択はない。
さきほど申し上げた無謀な多角化ではなくて、多角化。これが不確実性の時代において非常に重要だと思います。
もう1つは、非連続性と書いてありますけれども、新規事業とは本業と違うものを展開していかないと全くリスクに対して対処することができません。ただ自分達の会社の中で全く新しいことにチャレンジするのに、自社のノウハウだけではなかなかできないことがたくさんあると思います。
ここで非連続の時代に非常に役に立つのがフランチャイズだと思います。フランチャイズというものは、フランチャイズ本部が【過去にたくさんの失敗をしてくれている】わけですよね?
知識産業化されているわけです。
ノウハウがあるわけです。要するに自分達は失敗しなくて済むわけです、フランチャイズというものは。だから非連続性の時代にはフランチャイズがピッタリだというのです。
そういう風に考えていくと、不確実性の時代と非連続の時代において展開していく手法というのは、たぶんフランチャイズと多角化。フランチャイズという手法を使った事業の多角化ですね。
これは非常にハイブリッドな戦略だと思いますが、非連続の時代にも不確実性の時代にも対応するハイブリッドな事業展開として、フランチャイズによる、フランチャイズという手法を使った事業の多角化。
これはたぶん一番これから個人の方も法人の方にとっても、意義あることだと思っています。
本内容は、2021年1月に開催されたFRAXでの講演録から抜粋しました。#FRAX