サンマルクや牛角が広がったわけ①

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2022年 1月 12日 (水) セミナー&イベント, 調査報告 by nobu

サンマルク、牛角、カーブスが広がったわけ

コロナ第6波が始まろうとしてる今日。コロナ禍中、コロナ後の多角化や新規事業探索の一助となればと思い、法人フランチャイズのFC加盟開発の第一人者であり、日本発のマルチフランチャイジーとしての株式上場を果たした土屋晃より講演をさせていただきました。

法人向けフランチャイズ加盟開発

“時代環境(マーケット)を読むことの重要性”と書かせていただいています。
これは過去に何回か講演をさせていただきました時に、「フランチャイズ本部を見抜く手法を教えてくれ」とか、「どんなフランチャイズ本部がいいのか教えてくれ」とか、そういうご質問をよく受けて、何回か講演させていただきました。

今回はどんなフランチャイズの本部がいいのかという説明を省略させていただいて、私が過去にお付き合いしてきたフランチャイズ本部、そのフランチャイズ本部のマーケットですね。どんなブランドが、どんな時代に、どうやって成長したのかということを見ることは非常に参考になると思います。これからマーケットを読んでいくことができると思いますね。

FC開発

過去のフランチャイズ本部の支援先。これは私達が支援した支援先ですね。それと“時代の趨勢を読んだ展開(時代を見る目)”と書いてありますけれども、3つほど挙げさせていただきましたので、説明させていただきたいと思います。
まず1つ目。最初にお手伝いしたベーカリーレストランのサンマルク。当時4店舗しかありませんでしたが、今895店舗になりました。これはサンマルクカフェや函館市場、鎌倉パスタ全部入れての数ですね。895店舗あります。
この会社を1991年に最初にお手伝いした理由。例えば、今からお話する3つの本部に「なぜあなたの会社は成長できたのですか?」ということをお訊きしても、たぶん創業時からいるメンバー、もしくは創業者以外に話はできないかと思います。最近入った社員は過去を知らないので。最近入った会社の社員は、なぜその会社が500店舗になったのか、ほとんど知らないと思います。そこは私達が支援してきたので言えるのですよね。

サンマルク

まずサンマルクの時にはどんな環境だったかと言うと、こちらに書いてあるように、団塊世代やその子供たちが、ちょっと良い食事をしようとするとホテルしかなかったのです。いい食事をしようとするとホテルのレストランで食事をする、少しお金を持っている人も。土日のホテルのレストランが満席でした。
今はもう考えられないかもしれませんが、そういう風な時代が91年。今から30年近く前ですけれども、そういう時代が普通にありました。すかいらーくさんやロイヤルホストさん等ファミリーレストランもありましたけれども、そこではちょっと満足できない。ファミリーレストランに彼女を連れて行ったら怒られる。でもホテルのレストランは高過ぎる。その間のマーケットがあるのではないか。
ホテルのレストランで食事をするのではなくて、ファミリーレストランでもなく、ちょっとオシャレで、ピアノの生演奏があって、キャンドルサービスがあって、焼きたてのパンが食べ放題で、そういう風なレストランがあったらマーケットがあるのではないかという所からスタートしました。
そこにぴったりと当てはまったのがベーカリーレストランのサンマルクで、今やいろいろな業態を作りながら895店舗になっています。家族やカップルがオシャレに食事をする場所という、そういう切り口でそこのマーケットを見つけて拡げたのがサンマルク。
当時、神戸屋レストランというのがベンチマーク対象ですね。神戸屋レストランさんも元々神戸屋というパンのメーカーだったので、レストランをやっていたのですけれども、そこも非常に繁盛していた。であれば、マーケットがあるだろうということでサンマルクを作っていったわけですね。

FRAX, 本内容は、2021年1月に開催されたFRAXでの講演録から抜粋しました。#FRAX

全文はコチラから>>https://fc.assentia-hd.com/20210115seminar


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