“企業は環境適応業!”
Tweet Check2022年 1月 12日 (水) セミナー&イベント, 調査報告 by nobu
コロナ第6波が始まろうとしてる今日。コロナ禍中、コロナ後の多角化や新規事業探索の一助となればと思い、法人フランチャイズのFC加盟開発の第一人者であり、日本発のマルチフランチャイジーとしての株式上場を果たした土屋晃より講演をさせていただきました。
こちらに書いてありますのは、取り巻く環境はこれからどう変わるか。ニューノーマルという言葉がよく聞かれますけれども、それぞれにニューノーマルというものが絶対に発生してくるので、皆様方の業界・業態で新しい発想を考える必要がこの時期にあると思います。
“元に戻ることを期待するな!”と書いてありますけれども、新しく変わり、受け入れられたものが元に戻ることはありません。確実にありません。ですので、その次のことを考えていかないといけないのではないかということです。
“企業は環境適応業!”
企業というものは結局、環境に適応させていくのが一番ということですね。
多角化もそうですけれども、時代時代の趨勢を見ながら環境に適応させていくのが企業のあるべき姿なので、それが非常に必要だ、と。
“強い者ではなくて、賢い者でもなくて、生き延びていくのは変化できる者である”という、ダーウィンの『進化論』の一文ですが、変化する人間・組織・企業が一番強いということです。
あと私はこの10年、海外に居住していますので、海外のパートナーの経営者と話をしていくと、つくづく海外の方は簡潔に一言これですね。
“勢”。英語で言うとmomentumですが、
このmomentumを海外は非常に重要視しています。自分の国でその業界のmomentumはどうなのか。momentumに乗り遅れると成功できない。
勢い、momentum、こういったものが非常に海外は重要だということです。大体成功しているメンバーばかりなので、彼らのmomentumの見方というのは、私自身も非常に参考になるということです。
どんな分野が魅力的かと、“「環境と規則」が大きく変わる分野にチャンスあり”という風に書かせていただきました。
要するに、このコロナによって環境も規則も大きく変わっていきます。そこに大きなチャンスがあるのは事実で、どんな業態が変わるか。
例としてガリバーが成長した理由を書かせていただいていますが、ガリバーがフランチャイズの加盟店を募集した時に最初の70社くらいはほぼ全てと言っていいほどガソリンスタンドでした。
車と繋がっているからガソリンスタンドが来たのではないかと思われるかもしれませんが、時代の趨勢を見た時、そこに何があったかと言うと、ガソリン販売の自由化です。どこでもガソリンを売れる。ショッピングセンターでもガソリンを売ることが出来る。ガソリンスタンドはもう将来が見えないと思われたわけですよ。
その時に自分達の事業を「トータルカーサービス」と定義する提言をしたんです。自動車周辺ビジネスで成長できるよね、と。車関連で事業を伸ばそう。そういう発想でガリバーの成長のポイント。ディレギュ−レーション、規制緩和の環境の変化だった。環境の変化で成長したわけですね。
ですので、環境や規則が変わる時にはいろいろなビジネスチャンスが出てくるということを挙げさせていただきます。